ハイブリッドカーの長所と短所は? 燃費が良い他のクルマとハイブリッドカー
 
 
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ハイブリッドカーの長所と短所は?

ハイブリッドカーの経済性をチェック

ハイブリッドカーのクルマ作り

燃費が良い他のクルマとハイブリッドカー











ヨーロッパでは3リッターカーと呼ばれる、3リッターの燃料で100kmを走ることを目標として作られたクルマがありました。
日本の表記に直せば33.3km/Lというハイブリッドカー並という燃費が、1999年のヨーロッパで既に実現されていたのです。
ただ、当時はクルマの台数が売れなかったために、なくなってしまったのが残念なところです。
そのような燃費が良い他のクルマと、ハイブリッドカーにはどんな違いがあるのか、考えていきましょう。


ヨーロッパの3リッターカーの代表は、アウディのA2とフォルクスワーゲンのルポでした。
ポイントは、アルミなど軽くて強度のある材料を活用した、クルマの軽量化とディーゼルターボエンジンの搭載です。
さらに空気抵抗を減らす工夫やアイドリングストップ、細く抵抗が少ないタイヤの採用もポイントとなっていました。

ハイブリッドカーの燃費改善のポイントは、モーターの利用と大容量バッテリーの搭載です。
更にアイドリングストップや回生ブレーキや空気抵抗を減らす工夫もポイントとなります。


空気抵抗を減らす工夫やアイドリングストップは両者共通です。
3リッターカーとハイブリッドカーの違いのポイントは、
  クルマの軽量化とディーゼルターボエンジンと細いタイヤ
  モーターの利用と大容量バッテリーと回生ブレーキ
ここが大きな違いとなっているのです。


3リッターカーは、軽量化と効率が高いディーゼルエンジンの活用が一番のポイントです。
細いタイヤは燃費を向上させるために無理に履いたという印象が強いものです。
これが高速走行が多いヨーロッパで受け入れられなかった原因かもしれません。

基本的に作る際に、特別の資源を必要としないクルマとなっているところが大きな特徴といえるでしょう。
走る必要なしに、クルマ自体がエコロジーともいえる作りなのです。


ハイブリッドカーは、燃費を向上させるために新しい付加物が非常に多くなっています。
バッテリーやモーター更にブレーキと、多くの部分で物を追加しているのです。
当然、生産の際にもエネルギーや資源が必要になるので、クルマを走らせなければ、単なる資源の無駄使いになってしまいます。


現在のハイブリットカーは、燃費改善によるエコロジーという点が話題なのですが、そのために新たな機械を追加しなければならないという、大きな矛盾も抱えているのです。
使用するガソリン資源を減らすために、他の希少な資源を消費してしまうという点が、なんとも もどかしく感じてしまいます。

逆に3リッターカーの考え方で日本のメーカーがクルマを作れば、ガソリンエンジンでもハイブリッドカー同等に燃費の良いクルマが作れそうな気がします。
ボディーの軽量化とアイドリングストップをポイントに、更にCVTを最大限に活用すれば、コンパクトカーでリッター30km/Lは手の届く範囲なのです。
更にコンパクトなディーゼルエンジンを開発・追加すれば、ハイブリッドカーの燃費38km/Lも、夢ではなさそうです。

資源が少ない日本のクルマ作りには、使う資源を減らしつつ、燃費まで改善できるという考え方こそが大切なのではないでしょうか。
走らなくてもエコロジー、これが将来のクルマの姿なのです。
何しろクルマを使用するより、公共の交通機関を利用した方がエコロジーであることは確かなのですから。




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