ホンダ フィットRS/ HONDA FIT RS 2007年10月フルモデルチェンジ |
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過去のホットハッチ達 フィットRS 仕様と装備 |
フィットがフルモデルチェンジで、スポーティーグレードも設定されました。 外観では、メッシュグリルやLED採用のリアコンビネーションランプやバンパーなどを専用品に変更。 サイドシルガーニッシュやエンブレムやエグゾーストパイプフィニッシャーなど、全体を大きく変えることなく、さりげないスポーティーさを演出しています。 ライトはディスチャージ(5MTのみ)、16インチアルミホイール(CVTは15インチ)とグレードによる装備の違いも目立ちます。 元々スポーティーなデザインを、引き締めて力強さを味付けしたというまとめ方です。 全体としては品の良い大人のスポーティーをテーマとしているようで、確かに、ベースの車のデザインの良さも手伝って、品良くまとまっています。 マニュアルとCVTでは、装備がかなり違いますから、スポーティーさを求める場合はマニュアル仕様が必須とも言えそうです。 内装のシートはノーマルとほとんど変わらない作りのようです。 内部の変更は、マニュアル仕様で本革巻きステアリングの採用のみと、多少寂しさが残るスポーティー仕様となっています。 しかし、内装のカラーはグレーを基調に落ち着いた色でまとめてあるので、ベーシックグレードの賑やかさが押えられている点は好感が持てます。 CVT仕様なら、ベーシックグレードの賑やかなデザインが気に入らない場合でも、なんとか選択肢に入ってくるかもしれません。 仕様を見ると、バンパーの変更で全長が20mm増えている以外は、ほとんど変更無しです。 トレッドはタイヤが大きいマニュアル仕様が15mm減少、ベーシックグレードでもギリギリのタイヤ設定となっているようです。 合法的なインチアップは実質不可能と言うことでしょう。 車重はノーマルの1.3Lより20kg増し、エンジンの大きさを考えると少ない重量差といえそうです。 回転半径はタイヤが大きくなったために0.2M増加していますが、それでも4.9Mと、スポーティーグレードとしては優秀です。 燃費はレギュラー仕様で17.2km/L、スポーティーとしては悪くはないですが、普通の1.5Lとしてはちょっと悪く、微妙な数値です。 エンジンは超ロングストロークのSOHC、およそスポーティーとは無縁という基本設計のエンジンです。 しかし、最大出力88KWは6,600rpmで発生、最大トルク145Nmは4,800rpmで発生と並みのDOHCを上回り、スポーティーにチューンされたDOHCエンジンに迫る高回転と出力を確保しているのは、さすがにエンジンのホンダです。 これだけ見事なSOHCエンジンが出来るなら、コンパクトカーには重たいツインカムエンジンは不要ともいえそうです。 足廻りはリアまでディスクブレーキ(CVTはドラム)、185/55 R16(CVTは175/65R15)とエンジンとバランスの良いレベルまで補強されているようです。 トータルでは、マニュアルとCVTでは、かなり仕様と車体価格に違いがあります。 マニュアル仕様のVSA装備を見ても、CVT仕様はスポーティーと言うよりシックな大人を対象にしている印象で、マニュアルがようやくホットハッチと呼べるグレードのようです。 そのマニュアル仕様は、外廻りからエンジンまでバランス良くスポーティーなのですが、内部の操作部分にちょっと不満を覚えそうです。 逆に、内部を自分お好みに仕上げたいという場合には、適切な選択とも言えそうです。 ペダルやシフトなど直接触れる部分は個人の好みに差が大きいので、自分で交換するべきともいえるからです。 全体的には良くまとめられた、大人の(大人しい?)ホットハッチと言えそうです。 ホンダ フィットRSのグレード一覧です。
2007年10月フルモデルチェンジ data:2009/07/24 ホンダ フィットRSの仕様と装備へ ページトップへ 車を考える部屋 |
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