ホンダ フィット / HONDA FIT |
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過去のコンパクト ハッチバック達 フィット 仕様と装備 |
フィットがデビュー6年とロングセラーの後、初めてのフルモデルチェンジです。 モデルチェンジ前のゆるい曲線を基本にシャープにまとめている流れはそのまま、より動きを感じる現代的なデザインに生まれ変わりました。 ボンネットのラインが変わり、バンパー廻りがより一体感を感じるまとまりのあるデザインになりました。 しかし、一番の変化はガラス面が大きく、動きを感じる形になったことです。 特にフロントのガラスが広くなり、サイドのガラスも下まで伸びて、サイド面にも動きが感じられるデザインとなりました。 4つに分かれたサイド面が印象的で、モノフォルムの全体形を強調しつつ動きを出している良いデザインです。 まとまりのあるバンパーの造形と相まって、動きとスマートさを両立したデザインを高次元でまとめています。 好き嫌いが生じにくい範囲の中でも、ぎりぎりの最先端デザインでまとめた、バランスの見事さが特徴と言えるデザインでしょう。 内装のシートは結構しっかりした形ですが、作りは標準レベルでしょうか。 フロントとサイドのガラスの広さが印象的で、フロントシートまわりは かなり開放的です。 インパネ廻りはかなりダイナミックな造形で、丸を強調したメーター廻りが目立ちます。 ステアリングのデザインも大胆で、丸い操作ボタンも印象的です。 ドアのサイド面のデザインもダイナミックですが、コンポ廻りに古いデザインを引きずっている点がちょっとバランスが良くないですね。 内装に関しては、ダイナミックなデザインを個別に見れば良いデザインと言えますが、全体としてはまとまりに欠けるデザインとなっています。 操作自体は分かりやすそうなのですが、デザインが独特の為に戸惑う部分もあるかもしれません。 仕様を見ると、重量は若干重くなっていますが、このグレードとしては標準的か若干軽めです。 エンジンがSOHCで1.3Lなので、本来なら他の日本車より軽いはずですから標準的といえそうです。 全長が55mm長く幅が20mm増えましたが、そのほとんどは内部の広さに反映されているようで、ホイールベースが50mm長く、トレッドは30mm以上広くなっています。 前作の内部の広さのアドバンテージを、さらに広げた内部となっているようです。 燃費は21.5km/Lと前作の1.3Lの23.0km/Lより低下していますが、24.0km/Lの燃費を記録するグレードがベーシックグレードになったので、全体で見れば より省燃費となったといえます。 エンジンは1.3Lに一本化され、1.5Lはスポーティーグレードになりました。 その1.3Lエンジンは、かなりのロングストロークな点は変わらず。 しかし、作りはまったく変わったようで、最大トルクは2,800rpmで119Nmから4,800rpmで127Nmへ、最大出力は5,700rpmで63KWから6,000rpmで73KWとかなり向上しました。 まるでツインカム化されたかのような、見事なデータです。 ここまでトルクとパワーが出せると、DOHCは重いだけ無駄といえてしまいます。 リアブレーキがドラムになったのと、リアのスタビライザーがオプションのホイールを付けないと付かない点は残念ですが大きな問題ではなく、走りはRSに任せると言う意思表示ともいえそうです。 今回のモデルチャンジは、外部のデザインの洗練や内部のさらなる広さの確保からエンジンの改良に至るまで、バランスよく進歩していることが特徴です。 現在でもベストセラーであったので、その優れた部分をさらにブラッシュアップし、より魅力を増したというのが全体の印象でした。 用語について ホンダ フィットのグレード一覧です。
2007年10月フルモデルチェンジ data:2009/08/01 ホンダ フィットの仕様と装備へ ページトップへ 車を考える部屋 |
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